メディケアーコラム

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夏バテした体が元気になるレシピ&専門医が教える熱中症対策

熱中症とは、私たちの体が高温に対応できないと生じる、さまざまな症状の総称です。
些細な不調だと放っておくと重篤化することも。「自分は大丈夫」という思い込みが一番危険!
対策や注意点を、熱中症の専門医・三宅康史先生に伺いました。
三宅康史先生

みやけ・やすふみ●1985年東京医科歯科大学医学部卒業。昭和大学医学部救急医学教授を経て、2016年より帝京大学医学部附属病院・高度救命救急センター長/教授。

【Q】熱中症にならないために、心掛けるべきことは?

【A】

水分補給をしっかりすることと、体を冷やすこと。水分補給は水やスポーツドリンクの他に、コーヒーやジュースでもOK。ただし、アルコールは水分補給にはなりません。体を冷やすには、保冷剤を首、脇、足の付け根に当てたり、肌に水をかけてうちわなどであおいだりするのも効果的です。

【Q】冷たい飲み物が苦手。温かいもので水分補給してもいい?

【A】

冷たい飲み物がベター。温かい飲み物は水分補給にはなりますが、体を冷やすという面では逆効果。冷たい飲み物が苦手なら1回で飲む量を10回に分けて、一口分ずつ飲むようにするのがおすすめ。同じ量を1回で飲むのも、10回に分けて飲むのも効果は変わりません。

【Q】自分が熱中症になっているか、判断する基準を教えて!?

【A】

暑い季節の体調不良は、まず熱中症を疑ってください。熱中症の症状として挙げられるのは、頭痛、めまい、立ちくらみなど。これらは風邪や疲労などでも起こるため、日常的な不調と安易に判断するのは危険。水分補給や体を冷やす処置をしても改善しない場合は、医療機関を受診してください。

【Q】コロナ禍のマスク生活。外出時に気を付けることは?

【A】

こまめな休憩や水分補給、または日傘をさすという些細な心掛けが大切です。マスク内にこもった熱い空気を吸うことは体温の上昇を招き、熱中症リスクを高めます。例えば、「何分歩いたらマスクを外して休む」など自分で決めておくのもよいでしょう。

【Q】家族に高齢者がいます。注意すべきポイントは?

【A】

暑い部屋に長時間いることがないか、食事の量が減っていないかなどに注意しましょう。ご本人が暑いかではなく、温度計の客観的な数字を確認してもらうことが大切。室内温度は28℃以下を保つのが理想的です。ご本人の意識がなくなった場合は無理に水を飲ませず、救急車を呼んでください。

撮影/志波慎寿介
レシピ・フードコーディネート/八代恵美子(atrio)




夏は体内に熱がこもりがちになる一方、水分のとり過ぎで水がたまりやすく、むくみの原因なることも。

夏の体をいたわるおすすめレシピをご紹介します。

Recipe

旬のポイント食材:トマト
水分やカリウムが豊富で、体内にこもった熱をクールダウンさせてくれます。ビタミンAとCも豊富。

【熱とり】トマトだし春雨 -ミックス薬味のせ-

材料(2人分)

  • ミニトマト(ヘタを取り、底に十字に切り込みを入れて湯むきをし、水気を切る)… 6個
  • かつお昆布だし…2カップ
  • 春雨(ぬるま湯でもどす)…20g
  • みりん、しょうゆ…各100ml
  • 薬味ミックス(青じそ、みょうが、生姜、ねぎなどを千切りにして混ぜておく)…適量
  • 粉山椒、オリーブオイル…各お好みで

★つくり方

  1. ミニトマトを耐熱の器に入れて、沸騰させただしを熱いうちにミニトマトに注ぐ。粗熱がとれたらフタをして冷蔵庫で冷やす。
  2. 鍋でみりんを30分ほど中火で煮切ったら、しょうゆを加えてさらに30秒ほど煮立たせ、火を止めて冷ます。
  3. 1のだし汁と2を、5:1の割合で混ぜる(400ml:80ml)。
  4. 器に春雨と1の半分に切ったミニトマトを入れて3をかけ、薬味ミックスをのせる。お好みで粉山椒とオリーブオイルをかける。

こんなアレンジも! トマトだしは万能ソース!

スライスしたにんにくをオリーブオイルで炒め、だしに漬けたミニトマトを加えて塩とコショウで味を調える。肉や野菜にかけるだけで贅沢な一品に。

Recipe

旬のポイント食材:とうもろこし
とうもろこしは利尿作用のあるカリウムが豊富。食物繊維も含んでいるので、腸内環境改善が期待できます。

【水とり】とうもろこしご飯

材料(4人分)

  • とうもろこし(皮とひげを切り、身をこそげ取る。芯はとっておく)…1本
  • 米(洗って水気を切る)…2合

【A】

  • 和風だし(粉末)…小さじ2
  • 酒…大さじ2
  • しょうゆ…大さじ1
  • 塩…小さじ1/2
  • 水…400ml
  • バター…15~20g
  • ブラックペッパー…適量

★つくり方

  1. 厚手の鍋に米、Aと水を入れてかき混ぜ、とうもろこしの実と芯をのせてフタをする。
  2. 1を中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして10分加熱。火を止めてフタをしたまま、さらに10分蒸らす。
  3. 2のフタを開けて、芯を取り出し、バターを加える。全体を軽く混ぜ合わせる。
  4. 器に3を盛り、ブラックペッパーを振りかける。

こんなアレンジも! 焼きおにぎりにしてお茶漬けにも!

とうもろこしご飯をおにぎりにして焼いたら、しょうゆを塗って焼き色をつける。深めの器に入れてだしを注ぎ、おにぎりを崩しながら食べる。

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